夜空の坐禅

紅葉で有名な臥雲橋を抜けると、見えてくるのが東福寺天得院。
桃山時代の庭に咲き誇る桔梗の花を愛でながら行う
夜の坐禅で、心の洗濯をしませんか?

  • 本堂から臨む庭
  • 住職と庭
  • 明かりが灯って

天得院での「夜空の坐禅」

南北朝時代の正平年間(1346~1370年)に、東福寺第三十世住持 無夢一清(むむいっせい)禅師が開創した東福寺五塔頭のひとつです。
慶長19年(1614年)に東福寺第二二七世 文英清韓(ぶんえいせいかん)長老が住菴となり、豊臣秀吉や秀頼の五山の学僧として手厚い扱いを受けていました。そして、秀頼の請に応じ、方広寺の鐘銘を撰文することになりました。この鐘銘中に「国家安康君臣豊楽」の文字があり、家康を引き裂き豊臣家の繁栄を願うものとして家康に難詰され、天得院は取り壊されました。
堂宇は、その後、天明9年(1789年)に再建され、明治元年(1868年)には、山内の塔頭、本成寺を合併し、現在に至っています。

天得院で行われる坐禅体験は、ほのかな灯りをともした中でたっぷりと坐禅を行い、住職との対話の時間も長めにとっています。
終了後はお庭をライトアップして頂き、庭を眺めて頂けます。

体験の様子

  • 臥雲橋
    京都府指定文化財の「臥雲橋」を超えるともう直ぐ。
  • 入り口
    橋を越えて右へ曲がり、天得院の入り口に到着しました。
  • 夕暮れ庭
    夕暮れの庭を前に座布団が並べられています。
  • 坐禅
    明かりが灯り、坐禅の組み方を教えてもらいます。
  • お経
    2回の坐禅の最後はお経。
  • お話と交流
    最後は参加者同士の交流やお坊さんに普段の疑問をぶつけます。

東福寺天得院の開催概要

会場 東福寺天得院 (臨済宗東福寺派) / Kyoto Tofukuji Temple Tentokuin
〒605-0981京都市東山区本町15-802>>【Google Map】
TEL:075-561-5239
アクセス JR奈良線、または京阪本線「東福寺」駅下車、徒歩約7分
市バス「東福寺」下車、徒歩約5分
当日の流れ 18:30~受付開始
19:00~19:10 導入説明
19:10~19:30 坐禅1回目
19:35~19:55 坐禅2回目
20:00~20:30 お茶とお菓子 僧侶と交流会・参加者同士の交流会
解散
開催日 お寺のご都合により変更となる場合がありますが、隔週木曜日に開催しています。
現在受付中の日程
12月6日(木) 19:00~
12月20日(木) 19:00~
ご予約はこちらから
ご連絡事項 男女別の着替えのお部屋がありますので、動きやすい格好でご参加下さい。
また、坐禅は素足で行います。
よくあるご質問 Q.途中参加/退席は可能でしょうか
A.可能です。ただ坐禅中はご参加頂けませんので控室でお待ちください。
Q.自転車で来ても大丈夫ですか?
A.天得院門前の松の木の下に停めて頂けます。
Q.食事の提供はありますか
A.坐禅後にお菓子の提供がございます。
Q.外国人は参加できますか
A.問題ありませんが、通訳はつきません。

ご参加予約

ご参加費 1名様3,000円(坐禅指導料・お茶お菓子代・税込)
ご予約はこちらから 12月6日(木)19:00~
  • 天得院入口
  • 桔梗
  • 窓

インタビュー

坐禅指導 爾 英晃(その えいこう)住職
爾さんアップ

<日本各地を飛び回ってらっしゃいますね。忙しい合間に夜の坐禅会を了承頂いたのはなぜだったのでしょうか?>
肩書きも、役職もいらないし、何もいらないですけどね。ゆっくり物事を考えたい。私自身、のんびり坐禅して、色々考えたいです。時間が取れたら、災害があった地域へ赴いたり、世界各地見聞広めたり、色々な所にお手伝いいけたら、と思っていて。色んなところ行って、お話させてもらって、そういう人の助けになることがお坊さんとしての役割だと思っています。
それで、日中は寺の仕事もあるし、夜で働いている人も来やすいなら、こういう機会も良いなと思いました。

<お寺にあまり行かないという人も多く、ましてやお坊さんにお会いする機会がない昨今の時代。お寺を拝観してもお坊さんを見かけるのは行事の時くらいで、話しかけて良いのか分からないのですが…。>
お寺がもっと敷居を低くしたらええと思いますよ。お坊さんが偉いわけやないから、もっと気軽な存在であることが、本来のお寺だから。
昔はコミュニティの中心にあって、地域の人達も盛り立てていこうとしていた。まだそんな時代と勘違いしている寺も少なくないのでは。

爾さん坐禅

<でも、実際に突然訪ねて来られたらどうします?>
今の時代はお坊さんに相談事しても良いとも思っていないでしょ。してもらってもいいけどもちろん時間をかけてするものだと思うし、何回か来てもらって、私で良いのなら何でも聞きますよ。
坐禅会ならお寺に来てくれるきっかけになるから良いですね。

<「夜空の坐禅」にはどんな気持ちで来て欲しい、と思いますか?>
一言で言えば、気楽に来てください。坐禅をしなければならないとかではなく、気楽にちょっと座る気持ちで来てもらったらいいんです。
ゆっくり庭を眺めながら、座る、ただほんまにそれだけです。難しい考え方しなくてもいい、坐禅を出来る出来ない考えずに、ちょこんと座ってもらえれば良い。

戸田さんポーズ

<爾さん自身は坐禅をして何か変わりましたか?>
性格が適当になりましたよ(笑)。坐禅というわけではなくて、我々の修行を通しても、コップがコップに見えるか、というのもありますが、「とらわれたらあかん」、ですよ。
1足す1は2じゃない。答えは一つじゃないんです。私にとっては「禅」の考え方自体が「自由にとらわれないこと」ですね。
答えが一つだとすると、その答えを求めようとするじゃないですか?でもいろんな答えがあると思うと、それしか答えがないと思うと、壁にぶつかって進めない。 ただ違う見方、違う考え方、があるとしたら、別の道を進んでいけるし、1つの点から次の点まで、道は一本じゃないから。いろんな道を考えれば済む。 みんなで頑張っていきましょ。