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地鶏水炊きの名店を受け継ぎ、20年もの間ホテルでソムリエを務めたオーナーが始めたメゾンドヴァン鶉亭。こちらでは、ワインとのマリアージュを追求したフレンチなどの料理を味わえます。コースでは全6品に合わせて6種のワインをオーナーソムリエがチョイスするという贅沢な楽しみ方が。また、鶉のローストといったメインからサラダなどの前菜まで、豊富な一品料理のほかワインを約400種そろえており、ワインバーとしても使えます。

山とみは、湯豆腐やゆばさしみなど京都らしい味を常時100種以上そろえるほか、月替わりのメニューを用意します。そのなかでもひときわ人気なのが、名物の鉄ピン揚げ。油が入った鉄瓶にエビやナスなどの食材を自分で入れて串揚げにするため、まさに揚げたてが味わえます。また、川床が出る時季のオススメの食材は鱧で、おとしや柳川鍋、焼霜造りなど、さまざまな調理法で旬の風味を味わえます。

フランスで修行したシェフとイタリアで修行したシェフを中心に、ソムリエまでもがそろうネオビストロ。それぞれの強みを生かし、リヨン地方の郷土料理やトスカーナ地方発祥の手打ちパスタなどが味わえるほか、それらの料理に合わせたワインが約30種用意されます。2人だと4・5品でお腹いっぱいになるほどボリュームがあるコスパ抜群なフードに、ワインはグラスで600~700円、ボトルだと1890円~とリーズナブルにいただけるとあり、予約殺到の人気店です。

木屋町通から細い路地を進んだどんつきにある露湖は、築120年の町家を利用した割烹料理店。割烹ならではのカウンターを設けながらも、旅館だった雰囲気を醸し出す部屋や坪庭が残ります。和食ひとすじのご主人が作る料理は、自らの目利きで中央市場などから仕入れた魚や生麩や湯葉など京都らしい食材を使いながらも、リーズナブル。おばんざいや生麩田楽が盛り込まれた川床ランチは1800円~、夜は露湖会席5500円などを用意します。

実家の割烹店で修行した後、ホテルで洋食を学んで独立した店主が親子で切り盛りする割烹店。出汁に使う地下水と相性が良い淡路の魚介や京都近郊の食材で作る和洋の料理がメニューに並びます。なかでも、春巻きや手羽先は舞妓が好んだ味で、花街への仕出しに端を発するお昼の弁当や単品で味わうことができます。川床はもちろん、建築・土木・景観・庭園を総合的にデザインする白砂伸夫氏が手掛けた和モダンな空間で、自慢の和洋折衷の料理をどうぞ。

『鞍馬天狗』の作者・大佛次郎や作家・井上靖、画家の山下清などの文化人が通った茶屋旅荘「近江初」の建物を受け継いだ懐石料理店。当時の面影を残す店内やその頃から使われていた川床席で、毎朝手作りされる豆腐や湯葉を味わえます。また、地場の野菜や中央市場から仕入れる魚など旬の食材を使った奇をてらわない京料理のほか、ハモの骨で取ったダシでいただくはものしゃぶしゃぶなどもあり、夏場でも人気です。

祇園の人気イタリアン「Ristorante t.v.b」の姉妹店で、常時30種ほど用意されるアラカルトと、ソムリエ厳選のワインとでカジュアルに食事を楽しめます。素材の味を引き立たせるよう調理される料理には、三重県の尾鷲で獲られた鮮度の良い魚のほか、丹後鶏や京都牛など地のものが使われます。また、本店同様、鷹峯の樋口農園から仕入れる野菜も、サラダやバーニャカウダなど素材力を生かした料理で楽しめます。

豆水楼では大正時代にお茶屋だった町家を生かし、京料理をベースに多彩な豆腐料理がいただけます。汲み上げ湯葉や胡麻豆腐など、風味と食感を楽しめる料理をはじめ、おぼろ豆腐なども味わえるコースを用意するのは専門店ならでは。国産大豆と天然にがりで仕込まれるおぼろ豆腐は、湯豆腐や朴葉味噌焼きなどのほか、夏場は氷で冷やして供されます。ひんやりとした豆腐を味わいながら、川床で涼んでみては。

築100年のお茶屋の建物で、先代が餅料理とおばんざいを提供したことに始まる「きた村」。店主の家庭で食べられてきた味から考案された名物のたらこもちをはじめ、約15種ものバリエーション豊かな餅料理が食べられると人気です。その一方、川床では、たらこもちや旬の食材を使った京料理が盛り込まれたおまかせ料理が供されます。このおまかせ料理のなかの季節の雑煮は、7・8月には冷やしあんかけやとろろと冷たい雑煮となるので、一風変わった味を堪能できます。