▼2016年12月、世界文化遺産・二条城近くにオープンした、酒販店の中でお酒を味わう「角打ち」スタイルのお店。元々海外で不動産開発に携わる仕事をされていたという店主の高井さん。家業の酒販店を継いだ後、スタイリッシュな空間でお酒を楽しめる酒販店として一新しました。
店内にはビールやワインのほか、「日本酒の魅力を知ってほしい」と語る店主が選んだ、京都府内の人気酒蔵を中心とした日本酒が揃います。日本酒はボトル1,000円~、グラス500円~提供。さらに、海外からの観光客にも人気の高い酒器や、お酒と共に楽しめる缶詰やおつまみなどもスタンバイ。

今回は「SAKE CUBE KYOTO」代表の高井大輔さんにお話をうかがいました。
ここが一押しポイント
・上座、下座なんて関係なし!計算された正方形テーブルの秘密
・お酒が苦手な人必見!酒販店の新たな名物!?
・店主がすすめる「コミュニケーションの中の日本酒」
上座、下座なんて関係なし!計算された正方形テーブルの秘密
お店に入ってまず目につくのが、正方形の大きなテーブル。ドーンと存在感があり、お店のシンボリックな存在でもあります。
このテーブルには上座や下座もないので、気軽にテーブルを囲む=気軽にお酒を囲むという、普段あまりお酒を飲まない人にもお酒を楽しんでもらいたいという「SAKE CUBE」の図式ができあがります。
また、高さ・大きさ・形を計算された、このテーブルに手をつくだけで絵になる秘密も。男性だと、格好よく見えるかも…!
「酒屋としての固定観念を打ち破っていきたい」と話す高井さんは、これまでの酒販店のイメージを大きく変化させる、まさに業界の革命児です!
「SAKE CUBE KYOTO」の看板テーブル(テーブル上の銘柄は夏のおすすめ向井酒造「京の春 夏味燗 なつみかん」や今代司酒造「麹・乳酸発酵甘酒 もと」など)
お酒が苦手な人必見!酒屋の新たな名物!?
「お酒を飲みに行こう!」と仲間内でなったとしても、中には「あまり飲めない…」という方もいますよね。そんな方にピッタリのメニューも用意されています。
それは日本酒と同じペースで飲むことができるコーヒー!京都・竹田にあるカフェ「BAMBOOHOUSE (バンブーハウス)」の自家焙煎豆を使用しており、薫り高く深い味わいを楽しめます。店内ではおしゃれなパッケージの珈琲豆やドリップグッズの販売されているので、お土産やギフトにもおすすめです。
Iced coffee 820円(税抜)、Coffee beans 1,160円(税抜)、Drip bag 450円(税抜)
店主がすすめる「コミュニケーションの中の日本酒」
家業を継ぐ前は、海外で不動産開発の企画・提案・開発・運営に関わる仕事をされていたという高井さん。同店でおすすめする日本酒は、“お客さんとのコミュニケーションの中にある”のだとか。どんなシチュエーションで、誰と飲むのか、そんな話をいろいろと聞きながらピッタリの銘柄を提案してくれます。「家族の食卓で、デートで、歓迎会で…」など、様々なシチュエーションに合うお酒を空間のプロに教えてもらい、新しい角度から日本酒ライフを過ごすのも面白いですね!
また、そんな酒販店だからこそ、角打ちの際に話の種になるような「手作りおつまみ・ご当地おつまみ」などは持ち込みOK!(コンビニなどで買ったものはNG)。大きなテーブルを囲んだ方との出会いを楽しみましょう。
「SAKE CUBE KYOTO」オリジナルロゴが入った増田徳兵衛商店「月の桂 抱腹絶倒」ボトル 1500円(税抜)、グラス 500円(税抜)
同店で扱う銘柄は約70種。京都ではレアな新潟の今代司酒造の「特別純米酒 越淡麗」や「ブラック今代司」なども取扱があるそうです。
※お酒、珈琲は季節によって変わる事があります。
【DATA】
「SAKE CUBE KYOTO」
所在地:京都市中京区二条通西洞院西入ル西大黒町343
営業時間:10:00〜21:00
定休日:日曜・祝日