カテゴリー別アーカイブ: デザインが光る 雰囲気のいい川床料理

軒を連ねる店の中には、町家の情緒を残した建物やモダンな意匠が備わるスタイリッシュな料理店も。京都の伝統的な川床と合わせて、こだわりの空間美を体感するのも一興です。

鶏料理店「侘家古暦堂」の姉妹店となる串カツ専門店で、芸妓さんの住まいだった町家を改装した落ち着いた雰囲気のなかで、旬の食材を使った串カツを楽しめます。いけすから上げたばかりの活車エビや、驚くほど柔らかい黒毛和牛は通年の人気メニュー。ボリューミーな具材でも何本もいただけてしまうのは、生地にメレンゲを使用し、ふんわり軽い衣に仕上げているから。ともに味わいたいワインは約50種そろい、その中でも、名誉ソムリエでもある俳優の辰巳琢郎さんがセレクトした国産ワインがおすすめです。

ランチ、カフェ、ディナー、バーと多目的に利用できるカフェレストラン。「日本とフランスの文化が融合した空間」をコンセプトに、伝統的な町家を改装したレトロ空間で、フランス人シェフによるビストロ料理がいただけます。人気メニューは、フランスのポピュラーフードであるガレットやキッシュなど。アラカルトで注文できるうえ、納涼床はフランスのオープンテラスを連想させるカジュアルな雰囲気のため、一人でも気軽に利用できます。6月からはモーニングがスタートするので、ますます利用シーンが広がりそう。

実家の割烹店で修行した後、ホテルで洋食を学んで独立した店主が親子で切り盛りする割烹店。出汁に使う地下水と相性が良い淡路の魚介や京都近郊の食材で作る和洋の料理がメニューに並びます。なかでも、春巻きや手羽先は舞妓が好んだ味で、花街への仕出しに端を発するお昼の弁当や単品で味わうことができます。川床はもちろん、建築・土木・景観・庭園を総合的にデザインする白砂伸夫氏が手掛けた和モダンな空間で、自慢の和洋折衷の料理をどうぞ。

『鞍馬天狗』の作者・大佛次郎や作家・井上靖、画家の山下清などの文化人が通った茶屋旅荘「近江初」の建物を受け継いだ懐石料理店。当時の面影を残す店内やその頃から使われていた川床席で、毎朝手作りされる豆腐や湯葉を味わえます。また、地場の野菜や中央市場から仕入れる魚など旬の食材を使った奇をてらわない京料理のほか、ハモの骨で取ったダシでいただくはものしゃぶしゃぶなどもあり、夏場でも人気です。