カテゴリー別アーカイブ: せっかくだから奮発 とびっきりの川床料理

400年余りの歴史がある川床は、名店が揃うため値段も上等。しかし、京都が育んだグルメを風情とともに楽しめる機会は今だけ!一度は食べておきたい、とっておきの店はこちら。

もともとは長州藩控屋敷だった歴史ある建物で、維新志士の桂小五郎(後の木戸孝允)とその恋人・幾松がともに過ごしたという料理旅館。幾松の部屋には、屋敷裏の鴨川に通じる抜け穴や吊り天井など、当時の仕掛けが今も残ります。夏の楽しみは、広々とした川床で味わえる旬の素材を生かした京会席。献立は、京都近海の魚介や京野菜など、料理長と当主による目利きで仕入れられた食材で作られるため、毎日異なる料理がテーブルに並びます。

天明8年(1788)創業の言わずと知れた水炊きの名店。二代目当主がレシピを確立して以来、200年以上京都人に愛され続ける水炊きは、3日間煮出した白いスープが絶品。豊かなうま味と歯ごたえが特徴の丹波地鶏または名古屋コーチンとともに、地元の野菜や豆腐、湯葉、八分に搗いた自家製の餅などと炊き上げます。コクのあるスープで煮込んだ具材は、酸味の効いた自家製ぽん酢でいただきます。仲居さんがつきっきりでシメの雑炊まで調理してくれるため、最良のタイミングで味わうことができます。

ミシュランで二つ星を獲得した料亭。創業以来、旬の最高の食材をシンプルに調理し、素材の味を最大限に生かした「もんも」な味を受け継ぎます。名物は、多くの著名人も愛した丸鍋(すっぽん鍋)。全国有数のすっぽんの産地・浜名湖で、天然に近い環境で養殖されたすっぽんは臭みがほとんどなく、年中変わらぬ味を楽しめます。鍋をはじめ、お造りや雑炊など趣向を変えて供される自慢のすっぽん料理をご堪能ください。

築100年のお茶屋の建物で、先代が餅料理とおばんざいを提供したことに始まる「きた村」。店主の家庭で食べられてきた味から考案された名物のたらこもちをはじめ、約15種ものバリエーション豊かな餅料理が食べられると人気です。その一方、川床では、たらこもちや旬の食材を使った京料理が盛り込まれたおまかせ料理が供されます。このおまかせ料理のなかの季節の雑煮は、7・8月には冷やしあんかけやとろろと冷たい雑煮となるので、一風変わった味を堪能できます。