桜の次は、新緑のシーズン。さわやかな気温で日も長くなり、おでかけするのにぴったりです。5月の京都は催し盛りだくさん。美術館や博物館の特別展から寺社のお祭りまで、京都のおすすめイベントを10個ピックアップしました!
京都国立博物館 京都国立博物館 <特別展覧会> 狩野山楽・山雪
(画像:「特別展覧会 狩野山楽・山雪 公式サイトhttp://sanraku-sansetsu.jp/より)
室町時代から江戸末期までの約400年間活動した絵師集団・狩野派。そのうち、江戸遷都以降も京都で制作活動を行った、狩野山楽を初代とする一派「京狩野」にフォーカスした特別展。山楽の代表作である妙心寺の屏風絵や大覚寺の障壁画をはじめ、山楽の跡を継いだ山雪の代表作や海外からの里帰り作品など80余点が展示されています。山楽の大作で、もともと表と裏の襖絵だった「群仙図襖絵」(ミネアポリス美術館蔵)と「老梅図襖」(メトロポリタン美術館蔵)が50年ぶりに同時展示され、見事な迫力を誇っています。
【編集長のおすすめ度】★★★★★
【場所】京都国立博物館 特別展示館
【日程】開催中 5月12日(日)まで
月曜(4月29日、5月6日を除く)、4月30日(火)休館
【時間】9:30~18:00、毎週金曜は9:30~20:00(最終受付は各、閉館時刻30分前)
【リンク】http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/130330/index.html
葵祭
(画像:京都市観光協会 公式サイト http://www.kyokanko.or.jp/aoi/ より)
京都三大祭りのひとつ・葵祭は平安遷都以前に始まったお祭。『源氏物語』では天皇の使いを務める光源氏の姿を見るために、葵の上と六条御息所が場所を争うシーンが描かれています。斎王代をはじめ平安装束を身にまとった行列が、京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社に向かう路頭の儀と、勅使が下鴨・上賀茂両神社で祭文を奉じる社頭の儀が行われます。
【編集長のおすすめ度】★★★
【場所】京都御所、下鴨神社、上賀茂神社
【日程】5月15日(水)、雨天順延
【時間】10:30京都御所出発、11:40下鴨神社到着、15:30上賀茂神社到着
【リンク】http://www.kyokanko.or.jp/aoi/index.html
【参考】「御苑での観覧ならば、メインスポットに設けられた有料観覧席(全席指定、2,000円、パンフレット付き)がベスト。目の前を鮮やかな時代行列が通ってゆきます。上賀茂神社にも有料観覧席(芝生拝観席、1,000円でパンフレット付き、5月7日12:00より受付開始。事前予約は不可)があるため、ここで観覧席をキープしてから、加茂街道方面へ戻り見学するという方法も。」
(参照元:http://lmaga.jp/series.php?id=12&series=1465)
*有料観覧席券は公式サイト(http://www.kyokanko.or.jp/aoi/kanran.html)・ローソン・ミニストップ店舗・全国のJTB・KNT近畿日本ツーリストの支店で販売中。
ゴッホ展 空白のパリを追う
「ひまわり」「夜のカフェテラス」などで知られるオランダ近代画家を代表するゴッホ。生誕160周年を迎える今年は、オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館の協力の下、南仏・アルルに住まいを移す前のパリ時代の作品に焦点が。36点の日本初公開の作品や8点の自画像をお見逃しなく。ゴッホの空白となっていたパリ時代を謎解きするかのようなスリリングな展示方法も魅力的です。
【編集長のおすすめ度】★★★★★
【場所】京都市美術館
【日程】開催中 5月9日(木)まで、月曜日(4月29日、5月6日を除く)休館
【時間】9:00-16:30(最終受付)
【リンク】http://www.mbs.jp/gogh2013/
弘源寺 春の特別拝観
枯山水庭園「虎嘯の庭」や、竹内栖鳳とその一門(上村松園・西山翠嶂・徳岡神泉ほか)など文化勲章受章画家の日本画等を公開。 「幕末の刀傷」として知られる、坂本龍馬の時代に起きた、蛤御門の変から残る傷跡は必見です。
【編集長のおすすめ度】★★★
【場所】京都嵯峨嵐山 大本山 天龍寺塔頭 弘源寺
【日程】開催中 5月19日(日)まで
【時間】9:00-17:00
【リンク】http://kogenji.jp/
山吹まつり
お酒の神様を祀り、酒造業者や醸造業者から信仰を集める松尾大社は、4月中旬から約3000株の山吹が咲く名所としても知られています。特に、境内を流れる一ノ井川ほとりでは水面に黄金の山吹の花影が映り、風情のある景色を楽しめます。また、5月3日には奉納行事やライトアップも行われます。
【編集長のおすすめ度】★★★
【場所】京都西京区嵐山 松尾大社
【日程】開催中 5月5日(日)まで
【時間】5:00-18:00
【リンク】http://matsunoo.or.jp/senyo/yamabuki/yamabuki-maturi.html
鴨川をどり
1872年に初演以来、一世紀以上にわたって継承される鴨川をどり。純舞踊とセリフがある舞踊劇の二幕から成り、演劇の要素が強い点が特徴で、チャップリンやジャン・コクトーなど海外の著名人も観劇したそうです。今年は評判の高かった平成11年の公演を再演。茶券付きのチケットであれば、開演前に芸舞妓によるお茶席を楽しむこともできます。
【編集長のおすすめ度】★★★
【場所】京都市中央区 先斗町歌舞練場
【日程】5月1日(水)~5月24日(金)
【時間】1日3公演、各、公演時間は約1時間15分(1回目:12:30~、2回目:14:20~、3回目:16:10〜
)、会場は各開演時間の1時間前
*混雑しない時間帯:平日の12:30〜の公演(5月14日〜16日は除く)
【リンク】http://www1.odn.ne.jp/~adw58490/168odori2.html
【参考】茶券特別席:4,500円、特別席:4,000円、普通席:2,000円
* JTB・近畿ツーリスト・トップツアー・阪急交通社などでチケット申し込み可能
(参照元:http://www1.odn.ne.jp/~adw58490/168odori2.html)
天龍寺塔頭宝厳院 春の特別拝観
春と秋のみに一般公開される宝厳院は、獅子の形をした巨石が配される回遊式庭園「獅子吼(ししく)の庭」で知られています。嵐山を借景とするこの庭では、初夏の瑞々しい新緑(青もみじと苔の美しい庭)を楽しめます。また、本堂では田村能里子画伯の襖絵「風河燦燦三三自在(ふうがさんさんさんさんじざい)」も公開されるので、あわせてお楽しみください。
【編集長のおすすめ度】★★★★
【場所】天龍寺塔頭宝厳院
【日程】開催中 6月30日(日)まで
【時間】9:00-17:00(本道襖絵は16:30受付終了)
【リンク】http://www.hogonin.jp/
TSUBASU春祭り
京都の有名店・実力派レストランの料理人たちによるチャリティーイベント。障害を持つ児童たちのステージ発表、各種音楽やダンス、トークショーなどが開かれるほか、主催者の面々が腕によりをかけて「京まち屋台グルメ」を提供! また、「子供たちの笑顔が見たいんや!」をテーマに、2500本の線香花火を灯すギネス記録にも挑戦予定。7000名を動員予定の、この春最大の注目イベントです!
【編集長のおすすめ度】★★★★★
【場所】嵐山東公園
【日程】5月12日(日)、雨天の場合5月26日(日)に順延
【時間】11:00-20:00(線香花火のギネス挑戦は19:00スタート)
【リンク】http://tsubasu.net/2013/
SAKE Spring京都
「手づくり市」と「街中バル」が融合した、クラフト作品とグルメを一度に思う存分楽しめるイベント。 「レストランエリア」では、京都市内を中心に大阪や神戸、奈良の人気イタリアンやフレンチが大集合!(25軒)。この日だけの特別メニューや数量限定メニューはどれも必食です。「手づくり市エリア」はかわいい雑貨やアート作品など、クオリティの高い商品がラインナップします。
18時からは会場が「お寺バー」に様変わり!ビールやワインなどのお酒を片手に特別料理が楽しめます。
【場所】京都市下京区高倉 仏光寺
【日程】5月25日、26日
【時間】10:00-20:00
*クラフトエリアは10:00-17:00
*レストランエリアは前半11:00-16:00、後半17:00-20:00(前後半で出展者入替りあり)
【リンク】http://taiken.onozomi.com/kyotomarche/